教室探訪 Report     

top 表具の仲間 ひょうほゑ展 表装教室 講座内容 日本表装研究会 和の工芸
44大樹43うさぎ42新春掛軸41屏風40秋冬山水図39独楽ツナギ38棟方志功蝙蝠掛軸37美人画36版画の掛軸35宇陀紙本紙二段掛軸34百寿33古画32井の中の蛙31月の頃はさらなり30波うさぎ29短冊貼り合せ掛軸28七夕に寄せて27朝日カルチャー開講40年26各地の表装教室25東武カルチャー24チャド・エネディー山地写真掛軸23東海道五十三次版画掛軸22色紙型掛軸21王貞治書掛軸20表装素教室の生徒さが週刊文春に登場!19フィンランドからの掛軸つくり18ゴリラ17小さな掛軸16羽黒山五重塔掛軸15篆刻作品14紅葉13トランプ貼合わせ掛軸12うちわと鮎11金太郎10なんばパークス・産経学園ラストの作品9千葉朝日カルチャーセンター折鶴掛軸8KBSカルチャー7ユザワヤ芸術学院春期作品展6春季講座案内5転々4新人類3KBSカルチャーの4人2朝日大阪1表装ギャラリー拓
44 大樹掛軸 ETC
大樹掛軸
「大樹」(仮称)掛軸 KBSカルチャー 加藤
 

葡萄
葡萄水墨画掛軸 KBS 河野
 栖寛栖寛掛軸 大阪産経学園 山口
農家
農家水彩画掛軸 千葉アサヒカルチャー 日暮
 うさぎ  京都KBS表装教室大喜多さんの兎尽くし掛軸 元は黒地に刺繍されたものを、赤の紅絹を使い市松模様に、そして二点の兎を縁に切って、上下にはめ込みました。華やかな作品に変身です! 
 42 新春に完成した各地教室の力作
 imada
今田作品(恵比寿読売文化センター)
 katou
加藤作品(恵比寿読売文化センター)
 

kawabata
川端作品(KBSカルチャー)
 

adati
安達作品(大阪産経学園)
 koyama

小山作品
(KBSカルチャー)
 takagi高木作品(大阪産経学園)

27朝日カルチャー開講40年

  朝日カルチャーセンターが生まれて40年!大阪の朝日新聞社の中にカルチャーができる中で、考古学の第一人者・末永雅雄先生に相談があり、先生は考古学のフィールドワークであった拓本を取り上げ、講座を開設、その中で実技指導に私を選んで頂きました。瓦や鏡の拓本はお弟子さんの菅谷文則(現橿原考古学研究所所長〉を、私が石碑などを担当しました。一度だけ末永先生の妙技を見せていただきいまだに忘れられません。それは武具の研究家でもあった先生の日本刀の採拓です。結局40年一度も再現できませんでした。
そのころ私は東京の主婦の友文化センターで表具を教えていました。当時としてはそういう講座が他になく、超満員だったことを思い出します。そのため一時、プロの表具師からあまりよくない印象を受けていたようです。さて大阪の朝日カルチャーで私が表具を教えてる話をすると、それもやってくれということで、それ以来、朝日カルチャーセンターの名古屋、千葉は現在でも、しかし残念なことに阪神淡路大震災で神戸の教室、手狭な京都の教室が無くなり、東大寺にあった奈良の教室はミユージアムに、岡山の教室も閉鎖され、山陽新聞カルチャーに移りました。40年前は高度成長で、余裕も生まれ、一人なん教室も受けるカルチャーセンター黄金時代でした。今は少子化と高齢化、先行きの不安から生徒数は減っています。しかしいまこそ、100歳時代、もっと豊かな人生のために、いろいろ学んでほしいと思います。さてそんな中で、岡山の山陽新聞カルチャープラザでの表装教室が今年で幕を閉じました。若い人が何人かおられて活気があったのですが、仕事の都合で私自身が岡山まで行くことができなくなり、やむを得ず終了となりました。申し訳ないことです。今後はグループで活動してくれるそうです。(20181208) 

25 東武カルチュアスクールの閉校

 1988年開校した東武カルチユアスクールが2018年9月閉校されます。
私は90年代にここで表装教室を開講し、二十数年多くの方に教えてきました。とっても残念です。現在の生徒さんたちは10月からは
目黒学園カルチャースクール、ここは創立50周年を迎える老舗の教室ですが移ってもらうこととなりました。
1973年大阪に朝日カルチャーセンターがオープンし、考古学の重鎮・末永雅雄先生に誘われて拓本教室を始めたのがきっかけで、表装も教え始め、東京では1960年代からあった主婦の友文化センターでも同じころから表装教室を始めました。カルチャーセンターブームでいずれの教室も満杯で、毎日文化センターや産経学園、よみうりカルチャーなど全国各地でいくつもの教室を持ちました。その後、地震や景気の停滞、少子化の影響で受講者は減りましたが、多くの教室が今も続いていることはありがたいことです。これは伝統を学ぶという講座の性質が幸いしたのでしょう。
さてここ東武カルチチュアスクールとは、東京に進出したギャラリー拓(綜芸舎支店)のお客さんで、テレビ映画のプロデューサーの方がテレビドラマの中でガラス工芸の場面があって、この教室を使って撮影したのですが、私にここで表装教室したらというお誘いを受け始めたのが、他の教室にない印象深いきっかけでした。これで池袋に行く機会はなくなりましたが、最初のころ近くの立教大学のクリスマスツリーを見たことが今も印象深く思い出されます。

19 フィンランドからの掛軸つくり

  6月中旬、フィンランドからアートを学ぶ女性が研修に来ました。日本に2週間滞在し、そのうち1週間を私の工房で掛軸2本作る工程を学びました。たまたま私も大作の掛軸修復仕立てが終わり、少し時間が取れたので幸いでした。
掛軸を作るには作業と作業の間に最低2週間の乾燥時間が二度いります。ということは一月以上を要します。今回は特例として乾かす時間を一晩とするカリキュラムを作って作業をしました。これは滞日時間がなく、出来上がりよりも途中行程を学ぶという考えで組みました。でも出来上がった紙の軸も、裂地の軸もなんとか掛けられましたね。
殆どが午前中は工房で、午後は私の教える教室に帯同して覚えてもらいました。
日本文化、特に平安時代が好きな彼女はきちっとした日本語がしゃべれるので、その点教えるのに何の弊害もなく、覚えも早く良かったです。テキストとして英語版の表具の本のコピーを渡したので、フィンランドに帰ってもなんとか出来るのではないかとおもっています。国際基督教大学と英国のエディンバラ大学で学んだあと、ヘルシンキのアートスクールで水墨画を学ぶそうです。かって十数年前にフィンランドからきた木版画アーティストのトゥーラ・モイラネンに表具を教えて以来、その種が花開いた感じです。(2017.7.14) 
 紙掛軸
紙表具完成
 裏打
裏打(左利きです)


5.転々
東京の二つの教室が移転しました。一つは6月に蒲田教室。新しくユザワヤ芸術学院に。今一つは7月から銀座の教室から恵比寿
よみうりカルチャーです。どうもこの曜日時間帯はジンクスがあるのか移転が続きます。長く来ていただいている受講生には誠に
申し訳ない思いです。
たとえば蒲田教室はもともと横浜にあった教室がここに移りました。そして今回はユザワヤへ。横浜も蒲田も駅の上にあった教室です
が、地震対策で駅の再開発の余波を受けての移転です。銀座にあった教室はもとは新宿にあってそこから銀座へレベルアップを狙っ
たものですが、銀座の地価の高騰での断念のようです。関西では私が教室を初めて30年以上ほとんど変わらないのですが、やはり神
戸の地震で移動しましたし、東京も地震での移動が大きな要因ですから自然には勝てないですね。
それにしてもどこに移転しても続けてきてくれる受講生には頭が下がる思いです。どこも高齢化していますが、歩ける限り来たいと言っ
てくれる生徒さん、これからもよろしくお願いします。新たに始められる方も生涯学習としてぜひ取り組んでいただければと思います。
 (なお写真はわざとモノクロにしました。14.7.13)
                                                   

1.表装ギャラリー

誠に残念ですが、本教室は2007年11月末をもちまして閉講いたしました。ご愛顧ありがとうございました。  

 
私:藪田夏秋が今から25年前、開設したこの教室は、小さいながら、多くの生徒さんに京表具の伝統技術と新しい表装の行き方を教
えてきました。当時は表具を素人に教えるなんてもってのほかと思われていた時代、表具師の方々には快く思われていなかったと思われ
ます。商才がないので大きくはできませんでしたが、その代わり、手にとって身近に教えてこられたと思っています。教室は最初駿河台下
にありましたが、1階の「書肆アクセス」の移転とともに現在のすずらん通りに移りました。ここは世界に誇る古書の街のまっただ中、1階
の「アクセス」は地方の出版社や東京の小出版社の本を販売しているユニークな本屋さんです。生徒さんは教室のついでに古本屋巡りを
楽しんでおられる方もあります。小さな場所で手狭ではありますが、ここではすべての道具をお貸ししていますので、全くの手ぶらで参加で
きます。手前の古書店の隣のビルの2階が拓