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【きっかけ】
小さなとき、学者であった父の書斎の本棚、押入れを潰して天井までの作り付けの大きな本棚の一角に革表紙の不思議な本が四冊ありました。好奇心旺盛な本好きの私は、父の留守に良く紐解いてみました。そこには、とってもおどろどろしい絵が入っていました。飛んでいる生首、ほとばしる血潮、それが南総里見八犬伝との出会いでありました。所々読んでみたのですが、あまりにも難解で理解できず、挿絵を観て楽しんでいました。
何時の頃からか、この絵を作品にしたいと思ってましたが、何分にも画才がなく、あきらめていたところ、PCの発達で自分でも簡単な画像処理が出来るようになり、ここに一つの形として仕立てることが出来ました。
なお小冊子を出しましたので詳しくはお求めください。お値段は8円から888円です。送料は80円 全て八犬伝繋がりです。

【南総里見八犬伝とは】
滝沢(曲亭)馬琴のこの長編ロマン伝奇小説は、江戸時代文化十一年(1814)に発表され、全百六冊が完成したのは28年後、馬琴が76歳となっていました。当時から水滸伝に比肩するものといわれ、私には日本版「ロード・オブ・ザリング」と思う作品です。彼らは指輪を中心に魔界の悪と戦うのですが、ここでは聖玉を中心に戦います。八犬士とそれを取り巻く百人にも及ぶ登場人物や妖怪、房総半島を中心にするも、京まで延びた舞台のスケール、戦争あり、決闘あり、魔術あり、恋愛あり、目くるめく八犬伝の世界を語り尽くせるものではありません。さて八犬伝をはじめて紐解いて驚いた口絵や挿絵、実は馬琴自らが下絵を描き、彫らせたといわれています。単なる挿絵ではなく、物語の無くてはならないファクターで私は絵の少ない絵物語ではないかと思っています。



八犬伝参考書
→Gallery E 2006葉拓


